スタッフブログ
A5判 160ページ 書籍で、本文組版、装丁まで制作しました。
「電柱マニア」のタイトル通り、会社でこの本を担当した方も、「おもわず上を見て歩いてしまう」と組版仕事をしながら内容にすっかりはまっていたようです。今のような状況下で、ちょっと一息、二息つきながら電柱のことを知る、見るのも楽しいひとときになることでしょう。
オーム社編、須賀 亮行 著
https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274226007/
デジタル印刷機が日進月歩でいろいろな印刷に対応してきています。
メーカーさんがビジネス用途でも一般企業社内印刷用に売りまくった結果、どこでも導入が進みました。
印刷関係でもリーマンショック以降、少部数化が一気にすすみ、A3オフセット印刷機の代わりに導入が進み、そろそろ10年が経過します。生産設備として導入しているところは、1台では用が足らず、2台目、3台目、4台目というところがままあるようです。
当社でも、もともとページ物のDTP制作が多かったこともあり、デジタル印刷機導入で大変重宝しています。細かな印刷物に手間をかけず対応できる、例えば100ページ以下の冊子でも1000部までなら2台稼働で素早く印刷できます。2台稼働は、万一の故障などによるバックアップとして、2台稼働による残業時間の削減などが可能になります。フルカラー200ページで200部だけほしいという要望にも、これまでに比べると低コストでお応えできます。「必要な時に」「必要なだけ」「必要な場所へ」印刷物を届けることができる、まさに便利な印刷機です。デジタル印刷機では無駄な用紙をほとんど必要としません。データがあれば、いつでも必要なだけ印刷できる点、在庫をもたなくてもいい、この点が大きなメリットです。もちろん、5万部とか1万部とか、5,000部なんていう印刷はオフセット印刷の世界になります。
今回6月にリプレースで導入したRICHO PRO C7200SHTというデジタル印刷機は、クリアインクとホワイトインクが使用できるのが特徴です。黒い紙や、クラフト紙など濃度のある用紙にホワイトインクで印刷すると、ひと味変わったデザインの印刷物ができます。また、クリア(透明)インクは、オフセット印刷のニス引きのような風合いで、ツヤツヤ感を素材に与えることができます。もちらんカラー(CMYK)4色と同時に印刷ができますので、アイデア次第です。
最近では、A2やB2の大きなデジタル印刷機が稼働をし始めており、まだまだ技術革新が進みそうです。
「君たちは忘れない」が原題。
映画化されるのに伴って、タイトルが「あの日のオルガン」と改められた。映画は2月22日より公開される。
当時の舞台となった埼玉県の蓮田市では疎開保育の話の保存活動も取り組まれている。子どもらがお世話になった保育園の創始者らもかかわっていた実話とあって大事にしたいものだ。NHKの「おはよう日本」でも紹介された。残念ながら「おはよう日本」のサイトの記事は削除されてしまったようである。戦争の記憶はとても大事であり、残しておかなくてはならない大事な「記憶」だ。戦争、それは二度と繰り返してはならないものだからだ。
戦時の東京の保育園に通う53人の子どもたちが、蓮田市の『妙楽寺』に疎開した。本堂の⼤広間で、園児と保育⼠、70⼈余りが寝⾷を共にした。
「畳⼀枚に、ぎゅうぎゅう詰めで寝ていたと思う。すきま⾵だらけの本堂だったから、⼤変な寒さだったと思う」
⽗親は戦死。⺟親と妹は東京⼤空襲で亡くなりました。疎開保育園に預けられた私だけが⽣き残ったのです。「命が助かったということは、蓮⽥に疎開させてもらって、みなさんに協⼒してもらって、とてもありがたかった」
いま、創始者がはじめた保育園は、
を大事にしている。
地域の保護者と保育者の願いが結びつき保育園は誕生した。その生い立ちを忘れず、地域の子どもたちに必要なことは、知恵を出し合い資金を捻出して実現してきた。障がい児保育、延長保育、0歳児保育、一時保育、子育て支援など。園運営とともに保育の基本として、いつもここに立ち返りながら、時々の課題に挑んでいる。
子どもは小さくても、感情を持ち、意思を持っています。大人の考えを一方的に押し付けたり、また大人が子どもに合わせるばかりでなく、共に保育園生活を作ってゆくもの同士、「同じ床の上に立って」要求や感情を共有し、考え合っていく。子どもの話を聞くとき、膝をついて子どもと同じ目線になって話す。これは保育の形式や方法ではなく、人と人との関係の在り方をめざす言葉なのだ。
続けることが大切だ。それにはその歴史から学ばねばならない。