FSCってどういうもの?
前回はFSCについて簡単に紹介しましたが、今回はその続きとして、FSCマークがついた紙製品がどのようなものなのかをまとめてみたいと思います。
FSCとはどういうものなのか。
大きなポイントは、紙がどこから来て、どのようなルートで手元に届いたのかを確認できることです。
これは「CoC(Chain of Custody)認証」と呼ばれ、
・森林で木が伐採されたあと
・加工されて紙になり
・出荷され、お店に並ぶまで
という流れをきちんと記録して管理する仕組みです。途中で別の木材が混ざったり、出どころが分からなくなることを防ぐルールで、FSCマークはその証明のような役割を持っています。
こうした管理は、私たちが普段手にする紙製品にも関わっています。
お菓子のパッケージ、書籍や雑誌、企業のカタログやパンフレットなど、生活や仕事でよく目にするものにも使われています。
マークがついている製品は、「適切に管理された森林からつくられた紙です」という意味があります。
また、FSCは自然環境への配慮だけでなく、森林で働く人々や地域社会にも配慮しています。
森を守りながら使い続けるには、自然も人も無理なく関わることが大切だという考え方が基準に反映されています。
印刷物でも、FSC認証紙を選ぶことで、環境や社会に配慮した素材を使っていることが自然と伝わります。
専門的な知識がなくても、マークを見るだけで判断できる点もFSCのわかりやすさです。
アーク印刷では、少部数でもFSC認証を受けたオンデマンド印刷が可能です。
次回の印刷の際はぜひご検討ください。
by どら焼き

